【セヌリエ オイルパステル】6色トライアルを検証!他メーカー比較レビュー

どうも!チョークアーティストのMamoruです。

みなさんはチョークアートの画材が色々あることをご存知でしょうか?

チョークアートを描いていく上でオイルパステルを使いますが、オイルパステルはさまざまなメーカーが出していてそれぞれ特徴があります。

今回はそのひとつ「セヌリエ」から出ているオイルパステルを使い特徴などの商品レビュー、実際に描いてみる内容になっております。

結論から言うと、セヌリエのオイルパステルは「プロ品質の発色と伸びを体感したい人」「キャンパスやMDFなどの木材、いろいろな素材に厚塗りで描きたい人」に最適な一本です。

逆に繊細な線を描きたい方には少し柔らかすぎる場合もあります。

本記事ではチョークアーティストとして実際に他社製品(モニーク、ホルベイン、ネオパステル)と比較した結果を写真付きで全部お見せしますね!!

それではさっそく進めていきましょう!!

セヌリエとは?オイルパステルを生んだメーカーの歴史

セヌリエは、1887年にフランス・パリで創業された世界最高峰の画材メーカーです。

ルーヴル美術館のすぐそばに店を構え、名だたる巨匠たちと共に歩んできた歴史があります。

セヌリエのオイルパステルが特別な最大の理由は、パブロ・ピカソのリクエストによって誕生したことにあります。

1949年、ピカソは「キャンバスだけでなく、段ボールや木、石など、どんな表面にも直接描ける鮮やかな絵具が欲しい」と依頼しました。

これに応えてセヌリエが開発したのが、現在のオイルパステルの原型です。

他のメーカーと決定的に違うのは、その濃厚なテクスチャです。

①口紅のような柔らかさ: 最高級の顔料、中性ミネラルワックス、そして酸化しない特殊なオイルを配合。バターのようにとろける質感は、一度使うと病みつきになります。

圧倒的な顔料濃度: 他社製品に比べて顔料の含有量が非常に高く、ひと塗りで油絵のような厚みと鮮やかな発色が得られます。

劣化しにくい: 特殊な結合剤を使用しているため、時間が経っても色あせやひび割れが起きにくいのが特徴です。

 

セヌリエのオイルパステルは「永久に乾かない」という最大の特徴があり、保存にはフィキサチーフ(定着剤)が必要になります。

また、他社にはない特徴として全120色展開で、透明・半透明・不透明、メタリック・パール色まであります。

セヌリエの店には、ピカソ以外にもセザンヌ、ドガ、ゴーギャン、モディリアーニといった歴史的画家たちが通い詰め、自分専用の色をオーダーしていました。

現代でも、プロのアーティストが「ここぞという時の勝負画材」として選ぶブランドです。

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「ピカソ」のわがままから生まれたパステルということが驚きです!セヌリエといえば高級な画材なイメージでしたが、こんな背景があったということでこだわって作られているということが分かり納得です。また、色の展開数にも驚きましたし、透明やメタリックなどもぜひ使ってみたいと思いました。

こちらのHPにもセヌリエのことや歴史について書かれているので、ぜひご確認ください!

公式HP URL

 

紹介のURL

 

セヌリエのオイルパステルの特徴と使用感レビュー

それではさっそくレビューを進めていきましょう!

今回使うのは「セヌリエ オイルパステル トライアル6色セット」です。

こちらは世界堂、Amazonで購入することができます。

定価は税込3,300円で私はAmazonで定価で購入しました。

ちなみに世界堂では2,640円で販売しています。

世界堂オンラインショップ↓

 

Amazon↓

 

セヌリエ オイルパステル トライアル6色セット

商品はこんな感じ!オシャレなパッケージとなっています。

トライアル6色セットの中身はオイルパステル6本と小冊子となっています。

小冊子は簡単な商品のカタログです。(全部フランス語となっています)

オイルパステルはカバー紙つきで汚れないように入っています。

これだけでも高級感漂いますね!!

見た目はクレヨンみたいな印象ですが、試し書きをしてみると私が普段使っているモニークチョークと比べると非常に柔らかい印象です。

全部のオイルパステルも伸びが良く、非常に混ぜやすいです。カランダッシュのネオパステルに似ていますがこちらのほうが柔らかい描き心地に感じますね。

今回は「トライアル6色セット」をレビューしましたが、12色、24色、48色、50色、120色(50色、120色は木箱入り)セット展開されています。

Amazonは24色セットまで、世界堂は全セット取り扱っています。

一部取り寄せ品や売り切れている場合もあり

 

価格帯(世界堂)

12色…5,280円

24色…10,560円

48色…21,120円

50色…27,280円

120色…59,400円

他社メーカーとの比較

普段使っているモニークチョークと以前紹介したホルベインと比べてみました。

↓左の二つは直線を書いてから、2回指で擦っています。

※セヌリエは1回なぞるだけでしっかり伸びて定着してくれます。

また、セヌリエのオイルパステルは、紙(170~200gの中性紙や240~280gの水彩紙)のほか、キャンバス、木材、陶器、金属など幅広い基底材に描けるのが特徴です。

ソフト系のオイルパステルはしっかりと定着してくれる分、減りが早いのが難点ですが、下地を作る時や色を重ねたり厚塗りをする時にバッチリですね!

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私自身ブラックボードで描くことが多いですが、ブラックボード以外(キャンバス)に描くときにもオススメです。柔らかいため、キャンバスの凹凸を埋めやすく自分も実際にキャンバスで描いたときには助けられました。

ネオパステルとの比較

前述していたカランダッシュのネオパステルとも比較してみましょう!

特 徴 セヌリエ(Sennelier) ネオパステル(Neopastel)
質 感 バターのようにとろける クリーミーだがコシがある
厚塗り 非常に得意(盛り上げ可能) 得意(なめらかに伸びる)
扱いやすさ 柔らかいため少し慣れが必要 初心者でもコントロールしやすい
白の役割 色を混ぜて下地を作るのに最適 最後に光を乗せるハイライトに最適

比較してみましたが私の主観的な感想でもあるので、参考程度に見ていただけたらと思います。

 

 

セヌリエのオイルパステル実際に描いてみた!写真と動画で解説

次に実際に作品を描いてみます。今回はさくらを描いてみようと思います。

今回はオイルパステルは白、黄色、赤、の3色を使います。

実際に描いている動画もありますので、合わせてご覧ください。

youtubeリンク動画

準備物などの道具はこちらの記事で紹介しているので、こちらも合わせて見てみてください↓

このモチーフを真似をして描いても良いし、自分が描いてみたいモチーフがあれば描き方を参考にしてみて下さい。

自分で選ぶのであれば最初は簡単なものにしておくと良いでしょう!

補足ですが、このモチーフを描いてみたいけどうまくトレースができない方は転写紙というものがあるので、そちらを購入してみると楽にモチーフを描くことができます。

転写紙↓

 

また今回保存する際にフィキサチーフ(定着剤)が必要になります。

フィキサチーフを販売しているHP↓

 

①ホワイトペンシルで下書きを描く(0:00〜)

描いたら、早速色を入れていきます。

他の記事でもお伝えしていますが、描くときのポイントとしては薄い色から入れていくことです。いきなり濃い色(例えば黒や青)を入れるとグラデーションを作りづらかったり、他の場所に色が移ってしまったり次に描くときに大変なので、必ず薄い色から入れていきましょう。

まずは全体に白から入れていきます。

柔らかめのオイルパステルなので、優しい力で十分ボードに色がつきますよ。

あとで色を混ぜるため、ガッツリ色を入れなくても大丈夫です。

こんな感じ!

②赤色を入れ、色を混ぜる(1:03〜)

真ん中に赤を入れていきます。入れたら、端まで指でなぞるように伸ばしていき、色を混ぜていきます。

伸びが良いので少し撫でるような力で色が入りますよ。

端は白っぽく、中は赤っぽくとグラデーションになるように上から塗って色を調整していきます。

花びらの縁(ふち)を赤で強調して次に進みます。

③白、黄色を入れる(2:10〜)

さくらのおしべの部分を書いていきます。

線は優しく白を、丸は強く押すように黄色を塗ると色がつきやすいです。

M
黄色は赤でもよかったですね。ここは視聴者の方にお任せします!

 

指やオイルパステルについた色は

ウェットティッシュ、タオルで必ず拭き取っておきましょう!!

また、指が濡れていると色が混ざりづらいので、

指をウェットティッシュで拭いたらタオルで拭いておきましょう!

④輪郭を整える(2:52〜)

ここで描いていた時にはみ出た部分を塗りつぶしながら輪郭を整えていきます。

描いているときにボードに色が移って汚れたりするので、汚れていたら消しゴムは使ってきれいに消していきましょう。

キレイになったら、完成です。

前述したように今回のオイルパステルにはフィキサチーフ(定着剤)が必要になります。

 

『ほこりや汚れから作品を守るため、作品完成して7~10日後にフィキサチーフ(定着液)を使う事をお勧めします。このフィキサチーフは作品を乾燥させるものではありませんが、画面を永い間密封し、将来において修復が可能になります。』

(引用元:世界堂オンラインショップ 「フランスの老舗画材専門店 「セヌリエ」製品のご紹介」https://webshop.sekaido.co.jp/feature/1307 )

セヌリエ オイルパステルでここまでできる!

と一例を見せていきましたが、このオイルパステル達でもう少し違うものを描いてみるとここまで描けます。

これは白、赤、黄色、緑、黒を使っています。

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描いてみての感想ですが、中間色(ピンク)を作りながら色の微調整をしていったのでなかなか時間がかかりました。

柔らかく色を混ぜやすいが故に、色を混ぜすぎると色が入りづらくなるので注意が必要ですね!

【まとめ】

・セヌリエは、1887年にフランス・パリで創業された世界最高峰の画材メーカー

・セヌリエのオイルパステルは、パブロ・ピカソのリクエストによって誕生した

【メリット】

・購入先が多く入手しやすい

・下地を作るのに最適

・厚塗りがしやすい

・いろいろな素材(紙や木材)に描きやすい

【デメリット】

・しっかり定着してくれる分減りが早い

・オイルパステルの中では単価が高い

・定着剤(フィキサチーフ)が必須

どんな人におすすめか

セヌリエは力を入れなくても色が乗りやすいので、筆圧が弱い方や、指を使わず画材そのものの感触を感じながら感覚的に色を置きたい人におすすめです!

また、厚塗りをしたい人や短時間でドラマチックな背景を描きたい人にも向いています。

逆に細かい書き込みを重視する作品やコスパを優先したい人にはオススメしにくいかなと思いますが、ここの場所だけと限定して使うのもアリかと思います。

セヌリエは単なる画材ではなく、「ピカソが愛した魔法の杖」のような存在です。

その130年以上の歴史と、贅沢なほど詰め込まれた顔料が、初心者の絵を一気にプロ級の質感へと引き上げてくれますよ!

 

 

今回はセヌリエのオイルパステルトライアルセットレビューをしてきました。

描いている感触はネオパステルと似ていますが画材の乗りやすさに驚きましたし、色が混ぜやすく使っていて非常に楽しいオイルパステルでした。

一方で扱い方に少し技術がいるのと画材の単価の高さや定着剤がいるため、他の画材も試してみたいと余裕がある時に手に取ってみてはと思います!!

ぜひ、この記事を見て参考にしていただけたら幸いです。

他のメーカーもまだあるので、次もレビューしていきたいと思います。

それでは!!

 

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